はじめに
平成14年9月、学園は、「昭和学園の『使命』 MISSIONおよび『将来構想』 VISION」を表明して具体的な行動に着手した。
現在、各部門の積極的な取組が着実な成果を生み出しはじめている。
初等部では、低学年から英語の授業を導入して小学校での英語教育の先鞭をつけた。
また、50年の歴史を持つ「総合学習」の実施方法に再検討を加え、新しい形式での総合学習を開始した。
中高部は環境、国語、英語教育について、伝統的なカリキュラムを基礎とする独自のプログラムを開発し、文部科学省から教育推進校やSELHi等の指定を受けた。
また、目標値を定めて取り組む環境保護活動に、財団法人クリーンジャパンセンターから文部科学大臣賞が授与されている。
大学では、昭和ボストンを活用した実践的な英語教育、地域社会と密接に関わる保育・子育て支援、伝統の全人教育と体験学習を織り込んだ教職課程といった、新しい時代に対応する全学的なプログラムを生み出し、文部科学省からそれぞれ現代GPの採択を受けた。
人間社会学部を設置して福祉環境学科と現代教養学科を新設。さらに、大学院で言語教育・コミュニケーション専攻と心理学専攻を設置、学部は初等教育学科を新設、短期大学部を改組して文化創造学科を設置する等、学部・学科・カリキュラムの再構築にも取り組んでいる。
学園のNPOによる保育所や子育てルームは、世田谷区と学園との包括協定に基づく地域活動の拠点となり、これから新しい行政・学校・地域住民の関係を構築していく場となる。
このように、『将来構想』にある「常に未来を目指し、時代の要請に応え、社会に貢献するために環境、組織、制度を整えなければならない」ということばは各部門で着実に実行されている。
一方、教育機関を取り巻く社会環境はさらに厳しい時代を迎える。低レベルで推移する出生率、家庭教育の弱体化、地域社会の崩壊、多様な学習歴、情報インフラの発達、ボーダーレス化した国際社会、新時代を担う人間像等、時代はさらに激しく変化し続ける。そして、学園に向けられる期待と使命も変化し続ける。これに応えるためには、学園の優位性と独自性を維持するための重点項目を設定して強化に努めるとともに、安定した財政基盤を整備することが急務の課題である。
現在、各部門の積極的な取組が着実な成果を生み出しはじめている。
初等部では、低学年から英語の授業を導入して小学校での英語教育の先鞭をつけた。
また、50年の歴史を持つ「総合学習」の実施方法に再検討を加え、新しい形式での総合学習を開始した。
中高部は環境、国語、英語教育について、伝統的なカリキュラムを基礎とする独自のプログラムを開発し、文部科学省から教育推進校やSELHi等の指定を受けた。
また、目標値を定めて取り組む環境保護活動に、財団法人クリーンジャパンセンターから文部科学大臣賞が授与されている。
大学では、昭和ボストンを活用した実践的な英語教育、地域社会と密接に関わる保育・子育て支援、伝統の全人教育と体験学習を織り込んだ教職課程といった、新しい時代に対応する全学的なプログラムを生み出し、文部科学省からそれぞれ現代GPの採択を受けた。
人間社会学部を設置して福祉環境学科と現代教養学科を新設。さらに、大学院で言語教育・コミュニケーション専攻と心理学専攻を設置、学部は初等教育学科を新設、短期大学部を改組して文化創造学科を設置する等、学部・学科・カリキュラムの再構築にも取り組んでいる。
学園のNPOによる保育所や子育てルームは、世田谷区と学園との包括協定に基づく地域活動の拠点となり、これから新しい行政・学校・地域住民の関係を構築していく場となる。
このように、『将来構想』にある「常に未来を目指し、時代の要請に応え、社会に貢献するために環境、組織、制度を整えなければならない」ということばは各部門で着実に実行されている。
一方、教育機関を取り巻く社会環境はさらに厳しい時代を迎える。低レベルで推移する出生率、家庭教育の弱体化、地域社会の崩壊、多様な学習歴、情報インフラの発達、ボーダーレス化した国際社会、新時代を担う人間像等、時代はさらに激しく変化し続ける。そして、学園に向けられる期待と使命も変化し続ける。これに応えるためには、学園の優位性と独自性を維持するための重点項目を設定して強化に努めるとともに、安定した財政基盤を整備することが急務の課題である。
長期計画の目標
本計画は、学校法人昭和女子大学の「昭和学園の『使命』MISSIONおよび『将来構想』 VISION」を具体化するために、今後、教育改革や経営改革において目指すべき基本的な方向と主要な課題を示したものであり、平成18年度から約15年間を展望して作成した。
学園のさらなる前進と発展のため、教育環境の充実と各部門の連携強化を主題とする以下6点を主要課題とした。
学園のさらなる前進と発展のため、教育環境の充実と各部門の連携強化を主題とする以下6点を主要課題とした。
- 部門間連携による相乗効果
- 教員の資質向上と国際的評価
- 女性大学・生涯学習支援
- 昭和コミュニティの形成
- 健全な法人経営
- 世田谷キャンパスの充実
来るべき創立90周年に、生活科学系を中心とする研究施設を集結させた「90年館」、100周年には「100年館」の建設を目指し、教育・研究環境を充実させると同時に、e-learning等の遠隔授業により昭和学園の知的資産を広く提供し、100周年には1万人を超える人々が昭和学園で学ぶようになり、社会に貢献することを目標としている。
長期計画の実行
本計画に基づく具体的な行動は、毎年度の予算編成に連動させながら推進する。ただし、様々な社会情勢の変化に弾力的に対応し、健全な財政維持のために綿密な資金計画に基づいて実施する。また、常に進捗状況を把握して必要な修正を加えるとともに、5年後に全体の見直しを行う。そして、各学校と法人並びに関係諸団体との間で検討・協議・協力し、本学園の総力を結集して目標達成のために努力するものとする。
さらに詳しい内容はPDFファイルをダウンロードのうえ、ご覧ください。
長期計画 〜創立100周年に向かうアクションプラン〜
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長期計画 〜創立100周年に向かうアクションプラン〜