役員の紹介

片桐裕(かたぎりゆたか)理事

片桐理事

みなさまへ

 私は、永年警察で勤務してきましたが、退職後は若い人たちと接する仕事をしたいと考えていました。ご縁があってこれまで2つの大学で教壇に立つ経験をしましたが(1つは現職)、学校の経営等に携わるのはこれが初めてです。右も左も分からぬ素人ですが、今回、このような機会をいただいたことを大変うれしく、そして光栄に思っています。皆様の御助力を得つつ何かのお役に立てるよう、努力してまいります。よろしくお願い申し上げます。
 さて、警察は常に危機管理を行っている役所です。大きなものとしては、例えば、地震、水害等の大災害における警備があり、日常的なものとしては、日々生起する事件に対する捜査、110番やストーカー等の相談対応があります。
 危機管理で大切なことは、「大事の思案を軽くし、小事の思案を重くす」(「葉隠」)です。「大きな危機に対しては事前にそれを想定して計画を立て、訓練も積んで、いざというときの判断を容易にするよう準備すべきだ、しかし、日常生起する小さな危機には事前の準備ができていないので、大事に至らないよう一つ一つ慎重に判断すべきだ」ということです。
 最近、新型コロナウイルスが世界中で猛威を振るっています。昨年暮れにはこんな事態をだれが予想したでしょうか。今年初めの新聞を見直したところ、専門家でさえ「人から人への感染があったとしてもそれは限定的なものにとどまるだろう」とコメントしていました。大事への思案を怠ったのか、小事と侮ったのか、今後検証が必要でしょう。
 いずれにせよ、今大事なことは、国民一人一人がこの危機を正しく受け止めて自らの危機管理をしっかり行うことです。東日本大震災の原子力災害のときにも言われましたが、「正しく怖れ、正しく安心する」こと、そのためには、日々新聞、テレビ、インターネット等から流れる情報に目を凝らし、デマに惑わされず、正しく情報を把握して日々の行動に結び付けることが重要だと考えます。

プロフィール

選任条項 理事(寄附行為第7条第4号)
出身地 東京都
最終学歴 東京大学法学部卒業
趣味 格別ありませんが、若いころから古いお寺を巡ることが好きです。あと、暇
を見つけては温泉に出かけています。

経歴

昭和50年 4月 警察庁入庁
平成13年 2月
~平成14年 1月まで
警視庁生活安全部長
平成14年 1月
~平成15年 8月まで
京都府警察本部長
平成15年 8月
~平成16年 8月まで
警察庁首席監察官
平成16年 8月
〜平成19年 1月まで
警察庁長官官房総括審議官
平成19年 1月
〜平成20年 8月まで
警察庁生活安全局長
平成20年 8月
~平成21年 6月まで 
警察庁長官官房長
平成21年 6月
~平成23年10月まで 
警察庁次長
平成23年10月
~平成25年 1月まで
警察庁長官
平成25年 5月
〜平成30年 6月まで
損害保険ジャパン株式会社顧問
平成25年 6月
〜現在に至る
公益財団法人公共政策調査会理事長
平成25年 9月
〜現在に至る
日本商工会議所及び東京商工会議所顧問
平成26年 4月
〜平成27年 3月まで
学校法人東洋大学法学部非常勤講師
平成30年 7月
~現在に至る
株式会社三菱UFJ銀行顧問
平成31年 4月
~現在に至る
学校法人関西大学社会安全学部客員教授
令和元年 6月
~現在に至る
一般社団法人全日本指定自動車教習所協会連合会
会長
令和 2年 4月
~現在に至る
学校法人昭和女子大学理事

座右の銘

みょうじゅ たなごころにあり

座右の銘というほどのこともないのですが、「白鳥芦花に入る」という言葉が好きです。これは下村湖人の「次郎物語」という本に出てくる言葉です。真っ白な花の咲く芦原に自鳥が下り立つとその姿は見えなくなるが、下り立つときのその羽風で芦原がそよいでいる、そんな光景を表しています。私心や気負いがあっては人の心は動かない、目立たないが謙虚で誠実な努力の積み重ねが大切だ、そういうことを言っているのだと思います。私は長い間公務員をしていましたが、公に奉仕する者としてこの言葉を戒めとしてきました。


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